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Festivals 世界の祭り・郷土芸能
ウマワーカ カーニバル
世界文化遺産の渓谷を舞台に繰り広げられる華やかな祭り
アルゼンチン/ ケブラーダ・デ・ウマワーカ(ウマワーカ渓谷)++
グランデ川の浸食によってできた壮大な渓谷を舞台に、色鮮やかな衣装の人々がパレードやダンスを繰り広げる。その光景はまさに圧巻。
1万年以上前から、重要な交易路だったとして、世界文化遺産に登録されているアルゼンチンのウマワーカ渓谷。赤、オレンジ、緑、グレーといった様々な色の地層が折り重なり「虹の丘」などと呼ばれる岩山や、インカ帝国時代の遺跡などが点在しています。その壮大な景色の中、本格的な春の訪れを前にフフイ州で行われるのがウマワーカ・カーニバルです。スペイン人によって持ち込まれた欧米の文化と、アンデスの文化が融合して生まれた祭りで、「悪魔を掘り起こす」ことから始まり、大地への祝福の意味を込めて、仮面や鈴がついた衣装をまとった人々が、伝統的な楽器による音楽に合わせて歌い踊り、練り歩きます。。独特の色合いをした岩山の上に、色鮮やかな衣装の人々が立ち並び、踊る様は圧巻です。祭りは8日間続き、最後は「悪魔の埋葬」によって締めくくられます。